最初は主に80年代90年代の車を中心に
「インテークバルブにカーボンが溜まったりスラッヂ」が
溜まったりするんで、それの洗浄と思ってやっていたんだ。
それが商品そのものの生産が終わっちゃったんで、
同時にそれ自体もしばらく使うことも無いだろうと
思っていたんだ。
まさか新しいエンジンがダメになることは無いだろうと
いうふうに思っていたわけ。
ところが2000年以降の車、5万キロ以降過ぎると
80年代90年代の車の比にならないくらいカーボンが
溜まっちゃうっていうことが発生しているんだ。

 

そのカーボンでの不具合があまりにもひどいので、
こりゃあやらなくちゃいけないと思ったよ。
最初は、そんな状況じゃないだろうと言って、
やれエアーマスセンサーが壊れただの、
O2センサーが壊れただの諸々あったんだけれども、
いろいろ点検や整備をしていくうちにわかったのは、
結局はバルブにカーボンが溜まっている、
触媒にカーボンが溜まる、その辺が第一原因として
色んな補器類が壊れちゃうというところにたどりついたんだ。
いままでの経験からメルセデスベンツに関しては、
そんなに頻繁に補器類が壊れることは無かったんだよ。

 

まずはエンジンの不調、
チェックランプのつく云々っていう不具合に対して、
高額な補器類が壊れちゃう前に、
まずバルブのカーボンを取ってあげるということが
必要なんだよ。
エンジン内部を洗浄して吸入圧縮をしっかりキープして、
それからどうしていこうかっていう話じゃないのかなと
思って探し始めたんだ。

 

例えば02センサー替えました、何々替えましたって言っても、
根本は燃焼が悪いっていうのが第一原因だと思うので、
その辺を取り除かないと、
本来の調子はでないのかなって感じもするよね。

 

だから街乗りであれば、
本来は2万キロ3万キロくらいで今回紹介する、
「あたらしい点滴」をして、
内部の洗浄はしていかないとダメなんだろうと思うよ。
バルブの洗浄、少なくても年に1回、
出来ないのであれば車検の時。
定期点検にできれば、やるべきだと思います。

 

バルブにカーボンが溜まりすぎちゃって
洗浄ができなくなっちゃった場合は、
エンジンのシリンダーヘッドをはずしてのどうのこうのって
多額の金額がかかるし、
金額もそうだけど時間も10日~半月くらい日にちが
必要になってくるんで。
それに対してカーボンクリーナーをやったところで、
3万円くらいで済むのであれば、
非常に安いってことじゃないのかな。

 

先ず中古でメルセデスベンツを買った人は、
購入の時点で1回リセットをかけていかないと、
まずいんじゃないかなと思うよ。
例えば新車から乗っていても、
5万キロを過ぎたら絶対的にやっていかなくちゃいけない。

 

そのかわり、
どんな商品でも出てきたときは必ず実車テストしていて、
良ければお客さんに薦めるし売るし、
中には効果のないものもあるので、
そういうのは自分たちが試してダメであれば、表には出さない。

 

今回の「あたらしい点滴」は、
実際にカーボンクリーナーをやって
エンジンのチェックランプが消えたお客さんもいる。
ディーラーに行ったら、××万だって言われて、
何とかしてくれって泣かれたよね。
カーボンしかないからカーボン処理しようって
流れになったんだよな。
高速に乗っていても、やっぱり街乗りもするからね。

 

高速だけでも良いんですよ。
エンジンの回転をあげて走っていれば。
2000回転そこそこの、そんな運転したってダメだよな、
それじゃあカーボンだって全然抜けていかないし、
やっぱり適度に速度は抑えて
フルスロットルで4000から5000ぐらいたまには回す。
そのくらいの勢いで吹き抜かないと、
やっぱりカーボンは抜けていかないよな。
燃えることも出来ないし。
かといって現実でそれを一般道で出来ないしね。
そのいい例がEクラスの210以降は、触媒が軒並みダメになる。
あれは触媒がダメなんじゃなくて
エンジンが壊れちゃっているから触媒がダメになる。

 

要はさ、
「オイル下がりをしている」、
そのまんまの状態で排気いっちゃうから、燃えきらない。
オイルが潜まった排気ガスが触媒に詰まるんだよ。
ススになるわけだよ。
それで高速道路とか行っちゃうから、
いきなり炭に火がついちゃうみたいになるわけ。
相手はセラミックだから瀬戸物なので
熱に耐えられないからヒビが割れちゃう。
だから、いくら触媒替えたって根本直さない限り、
また触媒ダメになるよ。
触媒だって20万ぐらいするんだから。

 

勘違いしているんだな、なぜそれが壊れたのか、
色んな要素があって、
確かに製品自体が悪いってこともあるけども、
製品が悪いんじゃなくて、それは二次的なことであって、
原因を探さないことには、いつまでたっても直らないし、
それこそ今世の中で走っている車の触媒が
全部ダメになっちゃうなんてことは、
絶対ありえないわけだから。

 

触媒のものがダメであれば、原因はメーカーなんだから当然、
改善部品であったり、リコールであったり、
処理をするはずなんだよ。
そういうことをしないっていうことは、
ドライバーの維持管理が悪いっていうことなんだよな。

 

ベンツに合わせた運転をしていないから、
こういう風になってしまうということよ。
車が調子悪い云々っていうのは、ほとんどの場合、
たとえば、今の時代だとエアコンが夏になって効かなくなっちゃった、
ガスが漏っちゃったっていうのは、
冬場のユーザーさんの管理だと思う。
ちゃんと普段から、それなりの管理を自分で意識してやっていれば、
そんなにクーラーのガス漏れだってしないだろうし。

 

冬になれば燃費が悪いし、クーラーいらないだろうって、
クーラー止めちゃう。
そんなこと、ありえない話であって、
何のためにメーカーがオートクライメートシステムを
付けているのかっていう。
その辺もきっちり理解していかないと、
車なんていうのは年中壊れちゃう。
そして、とどのつまりベンツはボロだの言われちゃう。

 

日本のさまざまな厳しい状況に合わせて作られていない輸入車を、
日本で走らせているのはユーザーです。
ぜひ、クルマに合わせて日常使用したり、
メンテナンスを行ってください。