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<18.エンジンプレッシャーセンサーのお話>


なぜその部品を交換するのか。
交換するのは、壊れたからであって、まずはなぜその部品が必要なのかということ。

交換しなくてはならないほど、なぜ必要なのか。
どうでもいいものであれば、交換しなくたっていいのだけれど、
まずは、その部品の必要性だよね。

ベンツの油圧計というのは、
ダイレクトに油圧ラインからセンサーに感知させているので
センサー内部には常にエンジンオイルが入っている状態です。

エンジンオイルがセンサー内部入っていて、オイルの圧力を電気信号に変化させ、
センサーで検知しているといった具合です。

エンジンオイルの中には、
エンジンオイルフィルターでは除去できない
汚れが沢山浮遊していて、その汚れがこの部品の敵だ。


エンジンオイルは、「油温」と「油圧」がある。
メルセデスベンツはフェデラルなので、
その国々で指定されているエンジンオイルがあるんだけれども、
そのオイルが入手できない地方や国もある。

そうした時に、メルセデス指定以外のオイルを使った為に
エンジンオイルの温度が異常に上昇してしまう、
そしてエンジンオイルの油圧も異常に下がってしまう。

最低油圧は約0.5bar以上なければ、
異常磨耗を起こしたり、色々な不具合が起きて
ベンツのエンジンはダメになってしまう。

高速道路を走りました。「油温が上がります」「油圧計が下がります」
それを一つの判断として、運転している人が自分で確認、
判断できるように油圧計というのが付いているんだ。

なぜ、最近の車にはそれがなくなったのか。

最近のベンツは指定されている工場でしか、
オイル交換ができないようになってきているんだ。

たとえば、レベルゲージが付いていない。
エンジンオイルを交換するたびに、
車自身が記憶しているメンテナンス期間に
専用機材を使って、リセットをかける。

専用機材の無いガソリンスタンドや、
カーショップでは残念ながら上記作業の対応できない。

なので、ディーラーや機材のある工場などで
必然的にオイル交換をすることになるから、
オイルも純正のオイルやそれと同等品を使用するので、
油圧も落ちないし、油温も上がらない。

きちんと管理されているのもあって、油圧計がなくなっていったんだね。


さて、油圧を判断しているセンサーが壊れてしまうと、
故障例で言えば、
「油圧計の針が3キロ以上振ってしまう」または、
「そこから下がってこない」、「0のまま、上がってこない」など。

ドライバーは車両の状況変化を判断するものがなくなってしまうんだ。

極端に言えば「急激にエンジンオイルがなくなった」といったトラブルでも、
センサーが壊れている為に、気がつかず走りつづけてしまい、
エンジン、クルマをダメにしてしまう。

このようなトラブルにならないためにも、
付いている、各ゲージや計器類というのは、
きちんと作動させておかなくてはならないと思います。


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