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オートマチックトランスミッションが壊れる訳

オートマチックトランスミッションのよく壊れる箇所といえば、
クラッチディスク、リバースを作動させるためのクラッチのライニングの面が
剥がれる症状がほとんどです。

では、なぜはがれてしまうのでしょう。
それは、前進作動時に常にリバースクラッチが回転している為、
アウターディスクと擦れて剥がれてしまう。

擦れて、当たり続けることで、クラッチディスク表面が剥離しめくれてしまう。
そして気づかずに使用し続けるから、クラッチディスクの表面が取れて、
オイルの中へ混入し、フィルター等へ流れ込んでしまい、目詰まりを起こし、
最終的にはパンクし、全身に影響を及ぼす。

または、どこかに蓄積されて取れた破片が噛み込んでしまえば、
滑ったり、ショックが大きくなってしまうなどの2次的災害が起こる。

オートマチックトランスミッションが出始めの頃はアスベストを使用できたので
材質もとても硬くて、剥離することはなかったが、
アスベストを使用できなくなった83年以降、
メーカーはアスベストフリーものを用意した。

アスベスト使用の当時はニュートラルからリバースへシフトした時に、
ドーンッ!と大きなショックがあったが、
このアスベストフリーの柔らかいタイプになってからは、

アウターディスクを硬くし、ソフトに繋げるに改良し、
シフトショックが軽減されたが
ソフト改良の影響で、次々と剥がれる問題が出てきた。

距離を多く走った車両は、先ずクラッチから原因が始まる。
ミッションを分解せずに判断したいのであれば、
リバースにシフトしてから繋がるまでのスピード(時間)を気にして欲しい。
繋がるまでの時間が長ければ、もう危ないと思っていただいて間違いはない。

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