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ホームコラム35リヤアクスルドライブシャフト




< ドライブシャフト >


坂本:20キロくらいの速度で走っていて、
もしくはスタートダッシュしている時に運転席の座の下あたりで、
「コトコト」って物が叩かれる音が出てくる。

プロペラシャフトの先端ベアリングと
後ろのドライブシャフトの油切れが同じところから聞こえるんだよ。
だからそれぞれの見極めがポイントになってくる。

今の新しい車ではこういうことはまだない。
その部品がダメになるほどみんなまだ走っていないし、
確かに品物(部品)も良くなったのもあるね。
プロペラシャフト自身も細くなったし、シャフトも振れないし。

深野:その症状が少ないということは良いことですよね。

坂本:そこだけを見るとそうなんだけど、
怖いのはドライブシャフトにガタがきていることがあるんだ。

部品としてはあるけど先ず高い。
また部品が変更になってきているので、
左右やると50万位からの話になってくるんだ。

すでに現行のころで、ドライブシャフトって1本25万円位していたから、
といっても、123が現行の頃の話だけどね。

だから金額的にはそんなに変わらないかもしれないけれど、
今のご時世にドライブシャフトに50万も掛けられるかっていうとね。

どうなんだろうな。

古いのを乗っているんであれば、
今のうちに中古でも何でも状態の良いやつを
ゲットしておいたほうがいいんじゃないのかな。
これは、永く乗るんであればという前提ね。

深野:部品をゲットする?

坂本:壊れる前に事前に部品をゲットしておく、
乗っていれば、いずれダメになっちゃうんだから。

まあ、そのぐらいの心づもりでいないと、
いざダメになった時に、世界中にありませんってなったらね。
なにせ車体本体の個体が残ってないんだから、車だって、部品だって。

深野:123前後の年式には特にそういう傾向にありますね。

坂本:116とか114その近辺のモデルを乗っているんだったら、
部品はあったら買っておく。
例え使わなくても買っておくようにしておかないと怖いよな。
使わなければ、それはインターネットで出せば売れるんだから。

深野:それって70年代の車ですよね。
その辺の年式の部品は入手困難になってきましたよね。

坂本:124もその部類に入ってきているから。300クラス前期型っていうのかな。
123、116あたり、あと107。

深野:126はどうですか?

坂本:あれはそうならないのな。おかまが大きいのかな。

深野:いまのところ安定していますよね。

坂本:話を戻すけど、ドライブシャフトとかも早いうちだったら
給油ができるから、グリスの入替えをオススメするよ。

うちなんか、年中やっている作業だよね。
ちょっとブーツめくって、グリスを入れ替えれば済んじゃうことなんで。
もし、気になるようだったら声をかけてほしいな。

深野:ドライブシャフトもほっぽらかすと、ブーツ切れちゃうんですよね。

坂本:ベンツのブーツはあんまり切れないんだけど。切れてるやつは末期だな。
あとやっぱりベアリングの寿命が早くなるから、
ある程度走ったら、5年に1回でも良いからグリスを入れ替えておく。
ジョイントのグリスって入替えできるから、そのくらいの気遣いは欲しいな。

深野:その年式に合わせたメンテナンスってあるんですね。
ちょっとした気遣いで危険を回避できるのであれば、
別の整備入庫のついでにオーダーしたほうが良いようですね。
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