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PIRELLI

Q. どうしてメルセデスにはPIRELLIなのか?
A. 柔らかいタイヤを履いているとカーブ等でタイヤがよじれるよね。
それから反対のカーブを曲がる時に瞬時に立ち上がってきてもらわないと
極端な話ロールしちゃうんだよ。タイヤが腰砕けしちゃうの。
安心して乗っていられるっていうのが一番なんだけど、実際安心して乗ってるからドライブが楽しい訳でしょう。
その安心感があるんだよね。タイヤを消耗品としてとらえるか、安心感でとらえるか。
ハッキリ言って価格的に何万も違ってきちゃうと堪えるけど、さして大差ないし、
新しく買い替える時期に差し掛かっているのならPILELLIにするのもいいと思う。
まぁ好みの問題なんだけど、オレの好みに合ってるのがPIRELLIなんだよね信頼性があるから。
 

<タイヤ>

タイヤの寿命は3年。
それはタイヤが減ってる減ってない関係なく3年。

タイヤの山っていうのは水はけだけの問題であって
滑る滑らないっていうのはタイヤのコンパウンドの問題だからさ。
山があるほうがタイヤ自身の放熱が悪いんだ。

どうしてかというと、排水性を良くするということは
タイヤに熱を持たせなくてはいけないんだ。
水に濡れるとタイヤは冷えるよね、冷えるとゴムが硬くなるから滑りやすくなる。
ウェットの時はタイヤに溝があるから排水してくれるし、水には乗らない。
その反面、ドライの時は溝つきのタイヤほどグリップが悪いんだよ。

なぜかというと、タイヤ自身を堅く作らなくてはいけないからね。
堅く作らないと山がどんどん欠けていってしまうんだ。
だからスポーツタイヤは溝がうんと浅くできているんだよ。
溝を浅くしてゴム質を上げてなるべくタイヤに熱をもたせ、タイヤを溶かしながら
走っていく。そんな感じなんだ。

一時のレーシングカーなんかはそんなだよね。山がなくても滑らない。
3年も経つとゴムが堅くなって、グリップ力なんかほとんどなくなってしまうんだよ。
山があるとかないとかは二の次。あれは日本の法律で溝を決めているだけなんだから。
極端に言えば、タイヤがその性能をきちんと保っていれば、山があってもなくっても
関係ないんだよね。

オゾンクラックがでていたらそのタイヤはもうダメ!
タイヤの役目を全く果たしていないよ。
それと、「最近やけにタイヤの空気が減るな」っていうタイヤもダメ!
タイヤっていうのは気泡になっていて、
内側の空気と外側の空気が入れ変わっているんだよ。
息をしているっていうのかな。

その気泡がだんだん穴が大きくなることで、内側の空気が抜けてペシャンコになるんだ。
タイヤはゴムなんだから空気が抜けるわけがないんだよ。
それが日々の点検で減っているようであれば要注意だよね。

自動車メーカーは車の車両重量に対して
どのサイズって決めてベストマッチさせているんだ。
(日本車の安い車は、別の考え方と思う)
それはベンツだって同じ。排気量やパワーによってもサイズが変わる。

それを異常に太くしてしまったりしている人いるよね。
それがまだ1日だけっていうなら我慢もできる。たとえば195を205にするとか、
205を215にするとか。それを2つとか3つぐらい飛び越しちゃうと車の安定性は
全くなくなっちゃうよね。タイヤにかかる加重が変わっちゃうからさ。

タイヤ加重はタイヤ1平方センチメートルあたりに何キロかかるかって設定しているん
だ。
タイヤを太くするとどうなるかというと、タイヤに加重がかからないから極端に言うと
タイヤが浮いちゃうんだ。接地圧がなくなるってことだよね。
タイヤを太くしていて滑ってしまうということもあることなんだよ。
また、コーナリングでついてこなかったりもする。

乗り心地を選ぶなら、日本のタイヤ。
安心感や、安定性を選ぶならヨーロッパのタイヤ。
それは着けてみればその差は歴然とわかるよ。
街乗りに使用するなら日本のタイヤ。

ただ、ベンツで200キロを越えて走る人にはちょっと不安だな。
そういう人にはブレーキをかけた時の制動力、200キロを超えて走ったときに
ブレーキをかければ前輪に全ての加重がかかり、
あげく危険回避をしなくてはならなくなった時に、
ハンドルもきってその方向に曲がってもらわなくちゃいけないっていうのもある。
そうすると日本のタイヤはとっさの時に腰砕けするので、ヨーロッパのタイヤを薦める。

それにいまは輸入タイヤの方が安いんじゃないかなぁ。ピレリとか。
うちだと、ピレリのタイヤは卸値で販売しているから195あたりだと1本10000円くらい。
1本10000円だよ!3年に1回変えたところでナンボのものだよ。
車検の時は法定費用がかかるからその時は交換しないで、
その後1年点検の時に交換するほうが負担も少なくていいよね。

いまのタイヤはどうですか?いざという時に守ってくれますか?
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