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朽ちてきた、ファンレジスター

<ファンレジスターのお話>

ファンレジスターは、ブロアモーターの電圧を降下させる部品です。
レジスターを通すか通さないかによって
アディショナルファンの速度を変化させています。
主に低速でファンを回すときに使用される部品です。

アディショナルファンを高速で回す場合は
メイン電源から直接ファンリレーへ電気が流れますが、
低速で回す場合、レジスター(抵抗)を介してファンの速度を落します。
この時、抵抗があるということはものすごく熱を持ちます。レジスターは真っ赤になるほど
熱を持つのです。そのために放熱効果の良い箇所に設置されているはずです。

ラジエター前についている、アディショナルファンは、回り始めの(起力電圧)、
電圧、電流は瞬間ですが、使用されているヒューズをはるかに越えてしまうものです。

それを繰り返すことにより、何の抵抗ももたないヒューズ自体が劣化を起こし
少しずつ伸びてしまい、最終的には接触不良を起こしてしまいます。

なおさらのごとく、レジスターには、いくらかの抵抗を持たせてあります。
その為、電圧を下げることにより、多くの電流が必要になります。
ですので、レジスター部分が電熱器の様に、過熱を起こし、
最終的には、付近の配線が焼けて、
接触不良を起こしてレジスター本体にも損傷をあたえてしまう。

その原因としては、アディショナルファン本体の劣化も
一つの要素を含んでいることと考えられる。

ただし、日本の夏は外気温があまりにも高いので、
常に高回転で回るため、以上の例により、
レジスターよりもヒューズの劣化や消耗が早いのも事実である。

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