予告2~メルセデスベンツの水温計の読み方

メーター内にある水温計の読み方を、
簡単にですが、ご説明します。


40℃・80℃・120℃とメモリが振ってある。
80℃と120℃の間にメモリがひとつあって、
これはいったい何度なのかというと、それは100度。

ここに水温計の針が来ると危ないっていうこと。

ちなみに100℃以下だったら適正水温なので安全圏内。

逆に115℃だと”かなり危険”
その115℃のメモリは120℃の直ぐしたの白いメモリがそれ。

だから80℃と100℃の間に自分の水温計がいれば、
それは安全な適正水温だよっていう考え方よろしいです。

サカモトエンジニアリング判断ですと、100℃超えは危険です。

では水温が100℃を超えちゃった時に、どうすればいいか。

まず安全な路肩に寄せて車体を停止させること。
その後、エンジンを止めてボンネットを開ける。

絶対にラジエターキャップは開けない。
内圧が上昇しているので、熱湯が噴出してくるので大変危険です。

そうしたらボンネットを開けて水温が下がるまで待つ。

その時にもし見れるのであれば電動ファンがまわっているのかどうか確認する。
124とか126とか外側についている車はね。

新しいモデルは旧車と違い、電動ファンが外側に付いていないので
ラジエターの内側に付いてるファンが
音を出して勢いよく回っているのかどうかを
エンジンを止める前に確認しておいてほしいな。

電動ファンは手では絶対触らないこと、大ケガをするから。
目視と音で勢いよく回っているか確認。

勢いよくっていうのは高速で回っているかどうかって事。

電動ファンが回っててなおかつ、
水温が高いのであればなにか原因があるだろうし、
個々に原因があるわけ。

ファンが早く回っているっていうことは、水温を冷やそうとしている。
それでも下がらないってことは何か他に原因があるんだ。

何も対策していないと電動ファンは通常水温が115℃まではONにならない
つまり回らないんだよ。

外側についているやつは2速機能を持っている。
エアコンが入ってる状態だとLOWで回って、
水温が115℃になるとHIGHでまわるわけ。


普通は115℃にならないと回らないんだけど、
サカモトエンジニアリングのお客さんは水温対策をしているので
任意の水温を超えるとHIGHで回っているな。

ひとまずよく分からない人は、
車を安全なところに止めて、まずエンジンを冷やす。
その間に、サカモトエンジニアリングに電話をする。

100℃超えたって走れないわけじゃないから。
115℃まではメーカーはいいですよって話をしているからね。

なぜかっていうと115℃にならなきゃ電動ファンはHIGHで回らない。
ということは115℃になってHIGHで回って
水温が下がればOKですよっていう話なんだから。

ただサカモトエンジニアリングから見るとそれは、エンジンの寿命は短くする行為。

メーカー設定は115℃で電動ファンがHIGHで回って、
水温が下がれば問題ないんじゃないのていうことだよ。
メーカー出庫時点では。つまり新車時ね。

でも長く乗るんではあれば、100℃は超えて欲しくないな。


まわりについている部品もそれだけ熱を受ける。
ということは他の部品も損傷が早いってことだよ。

そうしたらメーカーに言わせると「交換すればいいじゃないか。
それで駄目になるってことはもう寿命なんだから新品に変えればいいじゃない。」
っていう話になるわけ。

別にものが悪いわけじゃないんだから。
車も悪いわけじゃないし。

ただし皆乗っているのは旧車なり、ミドル世代なわけじゃない。
そこがネックなんだよ。

メーカーは5年程度持てばいいだろうと思って作っているけれど
みんなはその5年を過ぎた車を買っているわけだよ。

ということは、メーカーがリミットを切った後の車を乗っているんだから、
何が壊れたっておかしくない、もうメーカーの責任でもなければ
車が悪いわけでもなく。

だからそこから必要な部品は新品に変えて、
ゼロからスタートしていくしかないんだよね。

5年過ぎているから。

よく聞くのが「この車は」とか「ベンツが」とかいう次元ではなくて、
メーカーはそこまでしか持たないように作ってるんだから、
エンジンを冷やすためのクーラント水温が100℃を超えてきたら要注意よ。

うちのお店に来てちゃんと対策している車は
100℃超えてくるってあんまりない。

まあたまに間違って針一本分ぐらい上がるかなっていうぐらい。
だいたいみんな98℃ぐらいで止まっているよ。

そのあたりをボーダーラインで、
何かあったら無理をせずにお電話を。

ホットライン 0463-53-3001

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2014.8.28