わたしたちは当然ながら、 整備工場内は良くわかっているのですが、 みなさまにも、もっと詳しく楽しくご利用いただきたくて、 湘南の南向き、とっても明るい整備工場内を、 時計回りでグルグルとご紹介します。 　お客様が入ることのない、分解作業所や これはいったい何に使うんだろうの スペシャルツールまで！ 　旧車に必要な工具もあれば、 ニューモデルに対応した最新ツール。 どんな急な不具合でも、応急処置で ひとまず乗れるようにしてくれるひみつを 今回、知ることができるでしょうか。 　「工場へ行こう　左側」 これはスチームクリーナーといって、約８０度以上の高圧温水が勢いよく出ます。 オイルが漏れて汚れたりした箇所の、 泥や、オイル等固まりなどをキレイに温水で洗い流します。 ベンツはオイル漏れしますので、下を洗う必要がでてきます。 エンジンルームの電装品を避けた部分、 足回りなどを全てをキレイに洗い流します。 続いて、これがエアーのコンプレッサーです。 エアーツールを使用する際に、 このエアーコンプレッサーの圧縮空気を利用して、作業の効率を上げています。 また、汚れた箇所、枯葉だとかを圧縮空気によって吹き飛ばす役目もします。 このボードは2000年以前のメルセデスベンツ専用の特殊工具を収納しています。 特殊工具と言っても日常使うハンドツールのプラスアルファーの役目をしています。 ここにあるのはスタビレー、スナップオンなど、 輸入工具によってメルセデスベンツのボルトやナットをナメさせないように 「瞬時に緩める」ために必要なスペシャルツールが置いてあります。 ここにあるのがタイヤをとめている、通称「クリップボルト」と言われる中古の在庫パーツです。 お客様によってはボルトがナメてしまったり、 場合によっては欠損してしまう場合もありますので予備として 使用可能なボルトは各種類一通り揃えてあります。 ここはホース類が揃っています 燃料の漏れや、水漏れだとか突然の修理が入っても、お車を診させて頂いた時に、 燃料や水などが漏っていればその場でとりあえずは対処出来るように、 （あくまでも、応急修理） クリップボルト同様に、一通りのホース類は揃えてあります。 -　助かりますね この装置はクーラーガスのリサイクルをする機械です これがないとどうしてもクーラーの修理をした時に、 フロンガスを大気に放出！という事が発生してしまいますので、 弊社は、ボンベにR12と134と分けて回収し、 フロンガスリサイクルを可能にしています。 さて、こちらはサカモトエンジニアリングで主力のエンジンオイルです。 フックスのGT20W50と言うMCの合成のエンジンオイル。 このオイルは10w40と同じくメインで使っています。 比較的旧車の入庫がありますので、8万キロ走行を目安に、 20W50が必然的に必要になってきます。 ここは分解作業所です。 サカモトエンジニアリングの言わば、「秘密基地」みたいなもので、 我々もあまりよく解らない物まで、メルセデスベンツにかかわる全てがここに置いてあります。 旧車も含めて各リレーや、ガスケット類、油脂類、シールリング等、 とっさのときに、先ず、応急処置だけでも出来るようなパーツも各種揃えてあります。 またお客様の修理部品を洗う洗浄台や、機械加工するボール板ですとか、 万力やプレスは必要最低限ここに設置してあります。 足回りのブッシュ交換や、ブレーキキャリパーのオーバーホール、 ステアリングギアボックス、トランスミッションの修理等もこの分解作業所で行っております。 ここの区画は電球やヒューズ類、あとちょっとした グリス類やボンドなどの小物類が置いてあり、 ヒューズも旧車からニューモデルなどを含めて、一通り揃えてあります。 ここはブレーキ関係です。 ブレーキオイルも置いてあり、作業後のブレーキのパーツを洗浄するクリーナー、 ブレーキを修理するのに必要なパーツが、この棚においてあります。 ブレーキオイルは純正を使用しております。 オートマチックトランスミッションオイル（ATF）は２種類用意しています。 電子ミッションを含め、今までの４速ミッションにも対応出来るよう 2種類あります両方ともメルセデスの純正指定されたフックスオイルです。 工場見取り図 左側半分の探訪終了でございます。 こうみると、結構いろいろ宝の山でしたね。 けれどおもしろーい。 次回は、右側をご案内します。 2012,07,19-THU Tweetサカモトエンジニアリングホームへ  Copyright(c)メルセデスベンツ修理工場 有限会社サカモトエンジニアリング. All Rights Reserved.